10月24日、多摩美術大学八王子図書館においてpingpongワークショップ『つくる図書館をうごかす』の第四回目が実施されました。

第四回目のワークショップでは、学生によるこれまでのプロセスの結果を踏まえた最終的なアーケードギャラリーのデザイン提案のプレゼンテーション、そして、pingpongチームメンバーとの質疑応答・議論が行われました。

[学生による最終提案のプレゼン]

いよいよ、緊張の面持ちの学生によるワークショップの最終成果となるプレゼンです。

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まず、これまでのワークショップの振り返り、そしてそこから把握することができた
多摩美術大学図書館の現状、得られた視点に関する説明です。

(1)多摩美術大学図書館にどのような「行為」が存在しているのかを、Twitterを通じて投稿
(2)投稿内容を図書館の地図上に配置し「行為の地図(pingpong map)」の作成
(3)(1)、(2)の結果、「自己の行為」には現在あまり使用されていない場所に「〜したい」という願望が多く見られ、「他所の行為には」現在の図書館での人の導線や使用されていない場所の発見

このようなプロセスを振り返りながら、発見された行為のパターンから導かれたものが下記の図の青線で示されている図書館の来訪者の導線です。

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図の青線で示されているように、両側にある建物の入り口から

(1)図書館ゲートへの入り口へ向かう導線
(2)カフェスペースへ向かう導線

といった主に2つの導線が生まれているということが見い出されました。

この洞察から、「現状をうごかす」というテーマのもと、現状の良いところはそのままに図書館の新しい可能性を広げるための「導線を広げる」という視点に立ったデザイン提案がされました。

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図書館に来る、また、来場者が中に入ってから留まるようになるための行為の可能性、また
その行為を自然に引き出すきっかけも同時に提示するための以下のようなアイディアがそれぞれのスペースごとに提案されました。

・バスの時刻表をモニターに映す
・公開講評会に使用する(という場の提案)
・インフォメーションスポットを置く
・2、3人で座れるソファーを置く
・図書館の入荷情報を載せる
・話し合いスペースにする

この提案でのポイントは、図中の記述にもあるように、
「図書館という同一の空間が場所として分割され、ある行為を誘発するということがわかった。そこから、それぞれの場所に合った提案が生まれた」
という視点だと思われます。

これは図書館で行われる行為をpingpong mapを通じて扱うことにより、集合として行為を捉えること、またそれら集合の関係性を見出せたということが大きい・・・と言えるかもしれません。

また、上記の提案デザインは、『つくる図書館をつくる』という多摩美術大学図書館が作られたのと同時期に作られた図書館の使われ方に関する挿絵ページの増版ページとして機能するようにもデザインされています。

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さすがは将来のデザイナー・多摩美の学生です。この辺りの完成度の高さには私達pingpongチームのスタッフも感激しました。

ぜひ、この提案が実際の図書館の運営や今後の使われ方に反映されることを願っています。

最後に、今回の多摩美ワークショップにご参加いただきました学生のみなさん、図書館員の渡部さん、そして、ワークショップをさせていただく場と機会を提供して下さいました港千尋先生、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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