11月17日、全4回のpingpongワークショップ『つくる図書館をうごかす』を振り返って、
参加してくれた学生へのインタビューとアンケート調査を行いました。
その結果をご報告します。

[多摩美術大学ワークショップ参加者へのインタビュー]

最終的なデザイン提案の説明をお願いできますか?

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本に挟む際に最終的にどのような形が良いかを検討した結果、折って冊子になるタイプになりました。
これは、全体としてプレゼンで提案した内容が地図と導線と各エリアが示されているというものが見えるようになっています。また、折ると1つ1つの提案場所のページになります。

裏のページは、プロセスと現状の導線を見る事ができて、裏と表で見比べられるようになっています。
プロセスについても載せています。具体的には、ワークショップのプロセスを私たちがどのように受け止めて、何を考えたのかということ、そして、pingpongにおけるプロセスや、pingpong map がどう役に立ったのかというところを主に取り上げて書いています。
特に、pingpong mapから分かった現状のポイントというのが提案にすごく生きてきたので、
現状についての説明をテキストで載せています。

現状の把握についてpingpong mapが果たした役割をもう少し詳しく教えてもらえますか?

まず、pingpong mapから図書館が利用されている現状がどのようになっているのか、ということが分かりました。
人が少ない、ということは現場を観察すれば分かりますが、具体的にどのような場所に人が行かない、であったり、アートギャラリーをどのようにヒトが動いているのか、といった導線は、pingpong mapがあって全体を俯瞰することによって始めて見えてきたことだと思います。

そのような導線があるという視点から、
・不足している部分や今の良いところはそのままにした方が良い
・生きていない機能は生かそう
といった軸を作成していき、そこから具体的にどのように改善するのが良いのか、どうプラスしていったら良いのか、ということを考えていきました。

今、「軸」と述べましたが、pingpong mapを使ったプロセスを経ることによって軸となるコンセプトが見えてきたことが大きかったです。アイディアを考える際に、いつもこの軸に戻ることができ、ずれない提案につながったと思います。

現状把握、分析からどのように具体的な提案としてのアイディアにつながっていきましたか?

pingpong mapから得た視点をもとに、実際にその場所に行ってみて、身体を使って行為を体験してみました。
「ここにはヒトが集まらない」「カフェの周りにはヒトが集まる」といった視点を発見したら、まずはその場所に行ってみてみんなで考えようということを行いました。そして、その場所のメリット、デメリットをあげつつ、何が一番ベストかということを色々な場所に行って探した結果、アイディアとしてつながっていきました。

例えば、カフェのスペースにおける提案はどのように出てきましたか?

カフェは、現状として人が一番集まっている場所です。机、イスがあって、人はここで既に
座っていたりとか,話し合っているという現状があります。この既に人が集まっているということは良い部分ですし、それを変える必要がない、というコンセプトがまず軸として出てきました。

「集まる」、「話す」、「座る」、「机にモノを置く」といった機能を邪魔しないで更に良くするにはどうしたらよいのか、ということを考えました。その中で注目したのが、モニターが使われていないという事実です。
モニターに何かつけるだけでこの場所の提案に対しては十分ではないか、という意見が出ました。そして、その視点がモニターにバスの時刻表を移すという提案に繋がりました。これは、今の現状は変えずに更に改善させるためにはどうしたら良いか、という最初にあげた軸ともマッチするので、これが最終的な案として採用されました。

カフェのスペースで行わいた行為は、最終的なアイディアにどのくらい重要でしたか?

とても重要でした。どのような行為が行われているかということを知ることによって、モニターのアイディアについて議論したときも、話し合いをしている人にとって邪魔にならないようなモノにしないといけないという視点が生まれました。
必要な人には必要で、必要では無い人はさらっと流せるようなものが一番ここには合っているのではないか、ということから、(バス停が近いっていう場所との関係もあって)モニターの使い方としてバスの時刻表を提示するのが一番良い、という提案に繋がりました。

メンバー内での合意形成はどのように行われましたか?

モニターを使おうと決定してからのアイディア出し段階では、すごい色々なアイディアが出ました。
アニメーションを映すといった派手なものや、会議をするときにのために、1つの机に対して、1個のモニターを使えるようにするのはどうか、といったものです。
最終的には、これらのアイディアは、そこで行われている行為や場所の状況から無理であろう、ということで採用はされませんでしたが。
ここでも、やはり、「現状で行われている行為の邪魔にならない提案をする」という軸となるコンセプトがあったので、それぞれの参加メンバーにとっても、モニターに時刻表を映すというアイディアが一番しっくりきた、ということがあります。

最後に、今回のワークショップを踏まえて今後pingpongにあったらと良い思う機能などはありますか?

情報を整理するという機能があると良いかなと思いました。どのような行為が多く行われているのか、といった情報をもう少し整理して見ることができると、もっと役に立つと思います。
また、ユーザの属性(性別、年齢、趣味趣向など)を選択できるとより幅広いデザインに役立つのではないでしょうか。


[参加者へのデザインプロセス、pingpong mapに関するアンケート結果]

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以上、インタビューとアンケートの結果をご報告させていただきました。
今回のワークショップで得た知見を次回以降のワークショップで生かしていきたいと思います。
ご協力いただいた皆さまありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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