「後期デザイン」と「行為からのデザイン」というキーワードを掲げるpingpongプロジェクト。
公立はこだて未来大学での次回ワークショップ参加申し込みの締切も迫り、本エントリで公立ははこだて未来大学でのワークショップがどういったものになるか思いを馳せつつ、PRしてみようと思います。

公立はこだて未来大学の学生の方は、少しでも面白そうと思って頂けたらお気軽にご応募ください、ご応募お待ちしております!


[募集案内について]
募集案内については本ブログ前回エントリに詳しく紹介しておりますので参照して頂けると嬉しいです!


[Augmented Campus @ FUN というコンセプト]

 「後期デザイン」と「行為からのデザイン」をキーワードに活動を続けてきたpingpongは今回、更なるプロジェクトの発展として「Augmented Campus @ FUN」というテーマを掲げています。
本エントリでは「Augmented Campus」というテーマがどういったものなのか例を交えながら解説し、最後に「後期デザイン」「行為からのデザイン」とは何か紹介したいと思います。

まず、今回公立はこだて未来大学ワークショップでは、
pingpong touch × pingpong engine × pingpong map × pingpong Wikiの4つのツールを用いて、「後期デザイン」×「行為からのデザイン」を実現し、キャンパスという場の体験をどのように拡張出来るか =「キャンパス」を「Augmented Campus」にできるか、ということを目的としています。

具体的には、pingpong touchというはこだて未来大学のキャンパス地図を取り込んだアプリを利用して、キャンパス内での行為情報を学生に皆さんにつぶやいてもらい、位置情報×行為情報を収集します⇒これが自動的にpingpong Wikiにデータログとして蓄積されます(下図:イメージ図)。

resized_pingpong touch & wiki 3.png
次に、つぶやいて頂いた行為情報をpingpong engineを利用して分析します。
例えば、
・自身の行為についてのつぶやきなのか
・他者の行為についてのつぶやきなのか
・現実に行った行為のつぶやきなのか
・非現実についてのつぶやき (=行おうとしてできなかった or やりたいと思った) なのか
というような軸で様々に抽出し、
さらにそれらを位置情報と合体させ、pingpong mapを使って可視化します。

resized_hakodate1.pngpingpong mapの可視化とpingpong Wikiの行為情報ログを組み合わせて考えることで、
・どこに人々の行為が集中しているか
・ある場所とある場所の行為の関連性(例えば人が集まりそうな場所なのに人が集まらないのは、近くに別の行為集中が起きているのが原因だ、など)
を可視化することが出来ます。
また、
・「ある場所」では実は「こういった行為やイベント」が期待されてる
・「ここでこういうことがあったら良いのに」と思われている
というような情報を掘り出すこともできるかもしれません。


[想定具体例]

例えば:はこだて未来大学の学生の方はかならず通るだろうこの入口。

resized_はこだて入口.jpg
グリッド上になっている窓が「ウィンドウ」であっても良いと考えてみます。
つまり、プロジェクションするでも、デジタルサイネージ的な表示方法を応用するにしても、入り口周りのグリッドを贅沢な掲示板であるかのように使ってみる。そういったことをもしかすると学生や教員、学校管理者の方、誰かが考えていたかもしれません。

resized_hakodate2-2.png

例えば②:
1階にあるプレゼンテーションスペース。
・学生A:この丸い窪みで屋内カマクラでも作って鍋をしたい。
・学生B:カマクラの中でロウソク使ってI川J二の怖い話とか聴きたい。
 RT@〇〇:この丸い窪みで屋内カマクラでも作って鍋をしたい。
・事務局A:屋内カマクラは無理です。稲G淳Zなら可能です。
・学生C:え、I川J二いけんの?
・教員A:稲G淳Zくるならプレゼンテーションスペースじゃ狭いでしょ。(つづく,,,)

resized_hakodate4-4.png
という形で、おそらく屋内カマクラもI川J二も却下ですが、
教員や学校事務員や学生の立場の垣根を超え、場と結びついて連鎖して行く行為情報や意図の中から、実現したいと思えるような場の利用方法が淘汰されて浮かび上がってくるかもしれません。

例えば③:
ガラス越しに見えるはこだて裏夜景。
これを後景に利用しつつ、各グリッドを一つのセルと見立てたキュビズム的な何か。。
季節によって変化して行く後景を利用して何かできるかもしれない。
もしかするとはこだてのこの景色を背景にした何かステキなデザインや行為が見えてくるかもしれません。

image.jpg.scaled1000.jpg
以上のような例①~③のように、考えつかなかったような人々の行為や、想定されていなかった場の利用方法が見えてくるかもしれません。

公立はこだて未来大学という大学キャンパスにおいて、仮想上・ウェブ上でユーザの行為が集積される。そして集積の過程で自然と場にマッチした行為が淘汰されつつ残存し、その場の持つ一般性として顕在化する。そしてそれが現実空間のリデザインに反映される。
このように「現実空間」と「仮想空間」が密接に関係しながら生成しあう。これが「Augmented Campus @ FUN」のコンセプトです。


[後期デザイン]
以上のようにpingpongプロジェクトは、
pingpong touch、pingpong engine、pingpong map、pingpong Wiki、
これらのツールがそこに設置されているだけで、学生・教員・学校管理者・設計者などの立場の違いを超えて収集された「行為の集合」的情報を利用し、場のリデザインを考えることができるのではないかと考えています。これが「後期デザイン」のひとつのコンセプト=設計者とクライアントなどの二項対立性を無化する、ということを意味しています。
また、pingpongのアプローチによって、場が自身のコンテクストを読み込みながらリデザインし続ける、そういったことを実現できるかもしれない。つまり、オートポイエティックに場が生成され続ける=場が場の持つ一般性のようなものを体現しながら自己生成し続けるようにできるかもしれない。それもまた「後期デザイン」が射程に入れるもう一つの目標だと考えています。

はこだて未来大学のワークショップでは、同じキャンパスを使っている他の学生がどういった観点でキャンパスを利用しているかということを垣間見ることができると思います。日常的に使っているキャンパスで、普段は意識していなかった当たり前な場所に面白さを発見することもできると思います。
少しでも興味を持ってくだされば、是非ご応募してください、お待ちしております。
pingpongスタッフ一同、2月15日(月)~2月18日(木)のワークショップでお会いできることを楽しみにしてます。





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