2月15日、公立はこだて未来大学においてpingpongワークショップ『Augmented Campus』の第1回目が実施されました。
はじめにpingpongの捉えるデザイン(後期デザイン・行為の構造化を通じたデザイン)についてのレクチャーと、これまでの活動として多摩美術大学図書館でのワークショップを紹介しました。
今回のワークショップのテーマは、「公立はこだて未来大学の環境(リアル+ネット)をより活用する方法の開発・実践」。
今ある建築は所与の条件として受け入れた上で、はこだて未来大学をより良くするためのアイディアをワークショップ期間中に提案、最終日には実装と空間でのレイアウトシミュレーションを行いました。
期間中だけでなく、今後も学生や教職員のみなさんに使い続けてもらえるようなツールにデザインすることが目的です。
その為の具体的なアクションプランも策定して、実際に機能するツールとして実装できるように活動をしていきます。
4日間のスケジュール発表と1日目の目標設定を行い、ワークショップがスタートしました。
[ワーク1:チームビルディング]
学年やコースが違うメンバー同士になるように、4〜5人のチームを組みました。
ロップイヤーチーム、パンダチーム、snaoチームの3つに分かれました。
[ワーク2:学内を回りながらtweetの収集]
ワークショップ開始前の投稿に加えて、チームメンバーごとにiPod touchやiPhoneを片手に学内を回り、pingpong map アプリから気づいたことや行為をtweetしていきました。
普段生活している環境に対しての再認識や新発見があったりと、楽しみながらチームで回っていました。
[ワーク3:チームでの考察、ディスカッション]
教室に戻り、tweetが反映されているpingpong mapを見ながら、考察を行いました。
マップから分かったことや、空間の観察で気づいたことも含めてチーム内で共有をし、ディスカッションを行いました。
[ワーク4:考察結果発表]
チームごとに考察結果を発表しました。
●ロップイヤーチーム
・tweetをしながらまめ知識が聞ける。
部屋に海や色に関する名前が付いている等、グループ全員で回っていたときに、その場所のまめ知識を話していた。
・部屋、場所に役割があって作られたはずなのに、実際の使われ方は違う。
pingpong mapにマッピングされている動詞を見て、その場の用途と異なる動詞があった。
・人の目が気になりすぎる。
経験からも上の階から下の階へ目線が行く事が多く、「観察する」「視線を感じる」等のtweetがあった。
tweetからネガティブな見え方とポジティブな見え方の実例を両方見ることができた。
・いいスペースなのに利用されていない場所がある。
●パンダチーム
・普段よく利用される空間でtweetが多い
1階と3階のtweetが多いことが分かった。どのような学生でも利用する空間であることから、なんらかの関係があると考えられる。
・3階モールや1階スタジオのような見える範囲が広い空間ではtweetが多様化する
1階スタジオでは1階から5階まで見渡せ、tweetの対象となるものが多いため、その種類が多様化する。反対に、教室のように限られている空間では対象が限られるため、似たようなtweetになる。
・目的が決まっている空間ではtweetがない
地図を見ると階段や廊下などでは発言が少ないことから、ある程度行動が限定されるような空間では、発言がしにくいのではないかと考えられる。
●sunaoチーム
・4階デルタビスタ、3階モール、1階プレゼンテーションベイ付近のtweet数が多い
普段利用しないような場所にtweetが集中するのではないか。みんなその場所の実態がよく分からないのではないか。
何か活用できる可能性を秘めているのではないか。白紙・更地の状態だから可能性を感じるのかもしれない。
・Postの中身から、非現実性の実態を考える。
非現実性というカテゴリーにどういった感情が分類されているか分析したところ、希望・可能性・絶望などといった感情があった。
ワークショップ終了後、考察結果をWikiにまとめ、各チームの成果を共有しました。
この結果をもとに、2日目は今後の提案、実装につなげていく為の考察を更に進めていきます。
2日目に続く。
[文責:野村俊介、石山星亜良]
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